×ハーフパンツでこなれカジュアルに着地させて

「コンサバな印象のカーディガンは、あえてカジュアルダウンしても素敵です。例えば、杢グレーのTシャツに黒のハーフパンツという、ちょっぴりボーイッシュなワンツーと。大人にちょうどいい抜け感が生まれ、ツイードジャケットに堅苦しさを感じている人でもぐっと着やすく。ただし、アクセサリーや足元は女っぽさを意識。今年の気分に合うMIX感を演出しました」

ベージュのワントーンと、初夏らしいヘルシーさを堪能

「今回選んだのは、ブルー、グリーン、ネイビーといった寒色系で構成されるミックスカラー。着心地だけでなく視覚からも涼感が欲しい初夏にぴったりな色合いです。そんな爽やかなカーディガンの相棒にしたのは、ベージュのビスチェ＋セミワイドパンツ。色数を絞って上品＆ヘルシーにまとめました。デコルテやヌーディな足元での肌見せで、軽やかさの演出も忘れずに！」

紺ブレとのテイストMIXは、いつだってスタイリッシュ

「端正な紺ブレと、どこか武骨さを感じるカーゴパンツのテイストMIXは、どんなに流行が移り変わっても色褪せず、洒落感が醸し出せる組み合わせです。このパンツは素材や色合いに品があるので、出会いが多く、きちんと感が必要な予定が多い春にも最適！ インナーは淡い水色シャツを。ボウタイをあえて垂らしてサラッと着るのがこなれ見えのコツ」

薄着の季節はパンツが映えるモノトーン配色でソリッドに

「ワークポケットだったり、きゅっと絞った裾だったりと、パッと目を引くデザインのパンツは、トップスも配色もミニマルを意識すると小粋に決まります。頼りになるのはやっぱり黒！シンプルなメッシュニットに、レザーボストン、そしてハート柄で茶目っ気を添えたフラット靴もベースは黒。アイスグレーとの組み合わせなら涼感も増し、全体にもメリハリが生まれます」

インナー＆パンツを白で繋げてマニッシュに引き寄せる

ブラウスはシアー感や艶感がきれいに引き立つモカブラウン。「動くたびに優雅に揺れる様子も素敵なので、シンプルに着るのがおすすめです。一枚だと少し肌寒い今の時期は、中に白のタートルトップスをイン。さらにワイドパンツやバッグもクリーンな白で統一し、ブラウスの印象をカッコいい感じにシフトさせました。仕上げにレオパード柄のフラット靴で、アクセントを添えて」

着方はシンプルに、配色はプレイフルに！

「初夏もブラウスのデザインを活かしてシンプルに着こなすのが気分ですが、配色では今どきな洒落感を演出します。大人っぽい甘さが醸し出せるモカブラウンと淡いピンクは、個人的にも好きな組み合わせ。ブラウス＋スカートというフェミニンなワンツーに、スニーカーでカジュアルな外しを加え、アクティブなムードを漂わせて。できるだけ色数を絞ると洗練感が高まります」

黒とキャメルの大人配色も、春に似合う軽やかさ

「カジュアルに着ることの多いシアースカートですが、黒ならエレガントに傾けることも可能です。タートルネックトップスも黒を選び、クラシカルなキャメルのベストをオン。色合いは思い切りシックですが、メッシュ編みの透け感のおかげで、いい具合の重軽バランスに！ ２色しか使っていないのに、表情豊かに仕上がるところも、このスカートの魅力です」

黒タンクトップとワンピ風に繋げて夏感アップ！

「はくだけでサマ見えする優秀デザインなので、夏は同色のシンプルなタンクトップを合わせて、ワンピっぽく着るのもGOOD。くすみブルーのサマーニットを肩に無造作に巻いて顔周りに華やぎを出し、足元はフレッシュな白のフラット靴で抜け感を。上下にポイントを作ると、薄着なのにメリハリがついて、スタイルアップ効果も期待できます」

お馴染みのマリンコーデに、今っぽい透け感で変化球を

「ベビーピンクって意外にもどんなベーシックカラーとも相性が良く、軽やかだから春夏のさし色にぴったりなんです。今回合わせたのは、白×ネイビのーボーダー柄ツイードジャケットにベージュのベイカーという、ちょっぴりクラシカルなマリンコーデ。いつもなら赤をさすところを、ベビーピンクにするだけで、新しい雰囲気が楽しめます」

まろやかなベビーピンクと“ほの甘”デニムスタイル

「ワッフル素材ならではの凹凸に、タンクトップのシルエットの透け具合い、そしてこのベビーピンクの色合い。全てのバランスが今年らしいトップスは、手持ちのデニムに合わせるだけでもおしゃれに決まります。初夏ならインディゴよりも、近しいトーンの水色デニムを。バッグと靴もトップスと同じピンクでまとめると、全体がまろやかに。今の気分に合う“大人の甘さ”が漂います」

涼やかなワントーンコーデをスポーティに楽しむ

「まずはアンサンブルに同系色のスカートを合わせてワントーンコーデを作り、上からスポーティなブルゾンを。春らしいきれいめカジュアルなMIX感を演出しました。パッと目を引くカーデの黒ボタンは、上から半分くらいだけを留めるなど、変化をつけると小粋さが急上昇！ またアウターの袖口から袖をくしゅっとのぞかせる様子もサマになります」

カーデのアレンジ力を有効活用して初夏へシフト

「着丈や袖丈の長いカーディガンって、想像以上にアレンジがきいて便利なんです。こちらの初夏コーデは一番上のボタンだけを留め、裾をラフに前結びしてミニマルに。ティアード切り替えのボリュミーな柄スカート＆かごバッグを合わせ、ヴィンテージライクにまとめました。モノトーンやブラウンといった落ち着いた色合いの中でほんのり透けるブルーが涼やかに際立つのも◎。」

ロンTをオールインワンに重ね、小粋なモノトーン配色に

「オフホワイトのロンTは、大人が照れずに着られるヘルシーな透け感。インナーとしてはもちろん、こんなふうに黒のオールインワンの上に重ね、ワンツーコーデっぽく見せても洒落た仕上がりに！ 肩に白のニットツイードカーデをぐるっと巻いて、キャップとレースアップシューズは黒で統一。少し遊びのきいた着こなしも、洗練感あるモノトーンなら大人らしくまとまります」

初夏はワントーンライクな淡色コーデで涼しく！

「オフホワイトのロンTの中にベージュのタンクトップをインして、ボトムも白にごく近いベージュ系のナロースカートを。白のような淡いベージュのような、ニュアンスのあるワントーン風配色で、爽やかなフェミニンスタイルに。小物は総スパンコールのトートに、レザーのグルカサンダル。質感の異なる白を選んで、奥行きを出しました」