こんにちは!
コロナウイルスの感染者が日々増えていて、先がみえない不安な日々です。
自宅で月2回OPENしている、中医学薬膳をベースにしたお料理教室も今月はお休みにしました。
先週末、生徒さんにはお休みのお知らせとともに、この季節に免疫力を上げる食材をお伝えいたしました。
いろんなところで言われている免疫力。
免疫力を上げるためのサプリやいろいろな情報が取り上げられていますが、結局のところ、人の身体を作っているのはすべて食べ物です。
食べたものがその人を作っているので、免疫力って=元気で、その元気の気を作るのは食べ物です。
お料理教室では、元気の元になる、食材や調味料の選び方をベースに、誰でも簡単に作れる季節の養生料理を教えています。
今回は、お料理教室レッスンのお料理からいくつかご紹介いたします。

まず始めに簡単に中医学のご説明から。
中医学は中国の伝統医学で、陰陽を基本に、五行、五臓六腑といった古代中国哲学の思想と整体観念という理論とエビデンスから学ぶ学問です。
薬膳は、2000年以上前から食べもので病を治す食医がいる、病の治療目的でも用いる薬膳と、季節の変化に対応しながら、身体の調整をおこなう養生薬膳の2つがあります。
お料理教室で教えているのは後者の、日々の元気を作る季節の養生料理です。
すべてが陰と陽で成り立っている世界。
季節は冬の陰の季節から、春は陽の季節へ変わりました。
陰から陽に変わる春は、眠っていたものがすべて活発になるので、身体がなかなかついていけず体調を崩しやすいのです。
自然界も万物が活発になり、まさにウイルスや細菌などの感染症が多くなると言われてきました。
活発になっていくこの季節に必要な薬膳食材は、身体の気や血をスムーズに巡らせる柑橘系果物、セロリやパセリなどの香のあるもの。


また、あまり動かず食べ過ぎたりしていた冬の身体の中に溜まったものを解毒してくれる、苦味のある山菜や筍。

春から夏にかけて、さらに巡り始める全身に栄養を与える働きをもち、血や気を補ってくれる、山芋やぶりやひじき、マグロ、海老など。


さらに、コロナウイルスが心配なので、肺をケアされたい方には、肺を潤してくれるのは、山芋、れんこん、白木耳、春菊などがおすすめです。
山芋は中薬(中医学の薬)では山薬といわれ、元気の元を作ってくれる食材でもあります。
お料理教室の生徒さんには、常々、朝は玄米と山芋、椎茸に海苔があれば元気な身体を作るスーパー朝食よ!と伝えております。

椎茸は(きのこ類)さまざまな未病を防いでくれると言われているので、山芋とともに積極的にとりたいものです。
中医学薬膳学校に通っていたとき、とても元気な先生がいて、椎茸は毎日食べているわよ!と言っていたことをいつも思いだします。(笑
ちなみに、わが家の12歳の犬は手術できない腫瘍がみつかり、茸のサプリメントに加えて、日々の食事も椎茸たっぷりスープを与えています。



そして免疫力をキープするためにもビタミンCはとっても大切!
柑橘系で沢山とってくださいね!

とにかくコロナウイルスが早く終息することを願います。