子どもに生理のこと、きちんと話せますか? 『こんにちは! 生理』刊行 &西武池袋本店で発売記念ポップアップショップ開催中

OurAge

オーストラリア出版産業・年間最優秀児童ノンフィクション賞に輝くこの本で、大人の目からもウロコがぼろぼろ!

すごく身近だけど実はよく知らないことって、意外と身近にいっぱいありますよね、「生理」なんて、その最たるもの。
妊娠を望む/望まないときは「人生を変える出血!」と意識したりもしますが、普段は来てあたりまえ。20年とか30年とかつきあっていても、毎月その日が来ると「あー、またか(つらい)」としか思えず。うっとおしいし、あまり深く考えたくないものかもしれません。(避妊や生理痛の軽減のために生理を止めてる人もいますよね!)。

でも、ちょっと思い出してみてください。10代にさしかかった頃、生理って、どれだけ不思議で怖くて、ドキドキするものだったか。
今でも「初めてナプキンを付けて学校に行った日」のドキドキだったことを覚えていたりしませんか?
(ワタシは覚えていますよー。ウンじゅう年前のことですが!・笑)

だから、大人になった今、自分の子でもよその子でも、生理をめぐる不安やワクワクを味わう年頃になった子どもが身近にいる方に、ぜひ手にとってほしい本があるんです。

『こんにちは! 生理 生理と仲よくなるために大切なこと』
というのがその本。つい最近、26日に刊行されました! ジャン!

前回の「つぶやき」を読んでくださった方にはなんとなく見覚えがあるかも? 青い本の『こんにちは! 同意』と同じ執筆陣の第2弾なので、デザインも原書を含めての統一感を意識しています!

ほら、真っ赤なこの本。
直球ですねー。赤って生理そのものの色でしょう?

でも、ふと考えると逆に、生理周りのグッズや本では「赤」こそ珍しくないですか? そこがこの本のツボでもあるのです…。
(ぜひ、本書巻末の、北原みのりさんによる「訳者あとがき」をご覧ください!)

オーストラリアで出版され、その年のオーストラリア出版産業「年間最優秀児童ノンフィクション賞(13歳以上の部)」を獲得、アメリカでも賞レースに名前を連ねたこの本。

作家でフェミニスト、生理グッズも多数扱うフェムケアショップ、「ラブピースクラブ」代表でもある北原みのりさんが、原書に出会って「胸を打たれた」ことから、自ら翻訳を手がけて日本での出版となった1冊です。

同シリーズの既刊『こんにちは! 同意』と同じ著者コンビ&イラストレーター&訳者によるこの本は、ハッピーな世界観の中、読み進むほどに、「生きる技術の習得」や「意識のアップデート」が自然にできて、なんだか自信も湧いてくるから不思議。

「からだはひとりひとり違う(気持ちも、環境も)」ということはこの本の基本。生理がなかなか来ない人や親と生理の話ができない例、車椅子ユーザーが使いやすい生理用品のことや、生まれたときの性は女性だけど自分で思う性が女性でない人にとっての「生理」など、さまざまな人たちがそれぞれのリアルを語っています。医学情報だけでなく、そうした10代&先輩世代ひとりひとりの声が紹介されるから、誰もが自分を「生理の主人公」だと感じられます。

大人の私たちも楽しくページをめくっているうちに、あの「深く考えたくない」とか思っていた生理のことが、「ちゃんと大事ですごいことだよなあ」、とあらためて認識できます。しかも「いろんな場面で自分なりに生理とつきあってきたんだよね」と、しみじみしたりも。まさに目からウロコがぼろぼろと落ちる本なのです。

生理のある日常のモヤモヤを解決、楽しく元気に過ごす秘訣がわかる!

 

ページはカラフルな4色ページと2色ページ。本題に入るとさっそく、からだの図解から始まりますが、語り口も説明も、いい意味でカジュアルで、もったいぶらないのが、ナイス! そして知らなかった基本や、大人にもリアルな場では聞きにくいことなどがどんどん出てきます。

たとえば、生理用品の使い方。これまで習ったこともないノウハウが紹介されてるし、吸水ショーツや月経カップなど、最近の生理用品って日々進化がめざましいから、最新グッズの説明があるのは超便利!
(大人のほうが情報に追いつけていないこともありますよね)

不調との付き合い方や困った時のお助けアイデアも、山盛り! いま思えば毎回プールの時にどうしようとか、合宿と重なっちゃうとか、長い授業のあとスカートに漏れて血がついちゃった(汗!)など、何かと悩ましかったけど、そんな時にどうすればいいか、どんなふうに言えばいいか、などもこの本には丁寧に、かつ、サバサバと(これも大事!)書かれています。

そして何より、思春期のからだの変化と、それに伴う気持ちの揺れに、ぴったりとよりそって「大丈夫だよ!」と、励ましてくれる本なのです。

そんな本が書けたのも、著者のひとりユミさんは、性について語るポッドキャスト番組「女性たちは、話さなくちゃ」で賞を取るほど人気を博したセクシュアリティを語る第一人者だし、もうひとりのメリッサ先生は、長年続けたティーン雑誌の相談コーナーで向き合ってきた、リアルな10代の声を大切にする医師だから。当時の質問も生かされているQ&Aページもあり、その答えも詳しくて親切!

中には、「今はまだ必要ないことかもしれませんが…」と前置きしながら、「生理のときにセックスしても妊娠しますか?」なんていう問いと答えもあります。すごく大事なことだから、いつか必要なときのために、覚えておいてほしいですよね。

つまり、この本を持っていれば、10代の初めだけでなく、これからの人生でも「生理の字引」的に長〜く使える1冊!なんです。

思えば「性教育」レスだったおとなたちこそ、未来世代のためにアップデートが必要かも!

そもそもみなさん、10代のころ「性教育」って、受けました? ワタシの時は、生理の映画は観ましたよ、女子だけ集められて。でも、何もかもが体育館のビロードのカーテンの向こう側でボソボソ行われているようで、こちらには何も伝わってこなかった記憶しかありません。姉がいたから少しは知ってたけど、新しくわかった、みたいなことはなくて。つまり、なーんにも役に立たなかった。当時の性教育って、それだけ。おおむねみんなそんなものだったのではないかしら?(涙)

だから、10代後半になって見た女性誌に、それまで誰も教えてくれなかったからだのことや性のことなどが出ていたので、真剣に貪り読んだのでした。(その結果? そのひとつの雑誌の編集者になったわけですが)

なので、今こうした本が世に出ることをしみじみ感慨深く思うわけです…。
いやもう、あの「ビロードのカーテン」なんか左右にジャーンと開かれちゃって、キラキラのライトの中、
「イェーイ!、みんなで生理のこと、話さない? 心配ならなんでも聞いて!!! 遠慮なんかいらないよ!」
っていう感じの本が今は手に入るんだから! 「生理が来たら赤い食べ物を用意して、みんなでパーティしましょう!」っていうんですよ。

そんなオープンな空気って、最高じゃないですか!?

(そういや、昔のビロードのカーテンも赤っぽかったから、今ならイイ感じに使えるかもしれない! 笑)

そうそう、生理のない男子たちに、生理のことをどう伝えるかについてや、男子に向けた「生理のアライ(味方)の入門編」なんていう、ヒントいっぱいのページもあります!

できたら、未来世代の子どもたちには、どんなジェンダーや性自認であっても明るくポジティブに、自分やパートナーのからだのことを知っていてほしいですよね。

この本を通じて、身近な子どもたちとそんな話をしてみるのもいいんじゃないかと思います。

青い『こんにちは! 同意』のほうも合わせて読んでもらえたら、よりポジティブにそれぞれのからだやこころと向き合えるんじゃないかな。

大人だって遅くない! 読めばきっと、新しい自分と出会う、良いチャンスになるはずです。

★お知らせです!

本書の刊行を記念して、西武池袋本店にて8月2日まで(!)、「ラブピースクラブ」によるポップアップショップ「こんにちは!生理 みんなのためのフェムテック」が開催されています。
最新の生理グッズを揃え、「子宮」をテーマにした素敵なアート作品も展示。本書をはじめとして、セクシュアリティやジェンダーについての参考になる本もたくさん販売中!
本書『こんにちは! 同意』と、シリーズ本の『こんにちは! 同意』も、もちろん販売中です。

本書の世界観を取り入れたハッピーな空間に、ぜひお運びください♪

「こんにちは! 生理 みんなのためのフェムテック」

■会期:2022年7月20日(水)~8月2日(火)

■会場:西武池袋本店3階 イベントスペース NEWS(中央A6 エスカレーター前)

※最終日8月2日(火)は、当会場のみ午後8時にて閉場いたします

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August 18 Thu