2014石井ゆかりの大人の星占いスペシャル 

2014年、「水」から「火」の時代へ —「共感」から「挑戦」へのシフト

2013年の初夏、「水」の時間がスタートしました。
「水」は、星占いの世界で、感情、共感、人と人とを結びつける力、などを象徴しています。大切な人や家族との結びつき、母なるもの、損得の関係ない、切っても切れないつながり、心や記憶によって融合している人間関係。例えば「地元」や「わが国」といった、ルーツやナショナリズムの感情も、この「水」の世界の出来事です。日本ではオリンピック招致が決まりましたが、これはまさに「国民感情」と結びついた、象徴的な出来事だったように思います。また、テレビドラマ『あまちゃん』や『半沢直樹』といった作品が人気を博しました。『あまちゃん』では、世代を結んで受け継がれる「母なるもの」の世界と、震災の記憶が扱われ、『半沢』でもやはり、父子の深い記憶と、激しい復讐の感情という、「水」にまつわる物語が展開されました。こうした物語が注目を集めたのは、私たちは強い「記憶と感情」の物語を必要としていたから、なのかもしれません。

2014年前半まで、この「水」の時間は続いていき、2014年後半から2015年前半にかけて、時間は「火」の世界へとシフトしていきます。星占いにおける「火」は、直観、情熱、挑戦、闘争心、自己表現、そして、権利の肯定と生命力を象徴しています。「水」が、すべてのものが最終的にたどりつく目的地としての「海」とするならば、「火」は、死の世界から勢いよく飛び出してくる、新しい命のエネルギーを意味します。記憶を共有し、人と人とが融け合う世界から、「個」としてきわだち、未知のものに挑むような、熱くいきいきした世界へと、季節が移り変わっていくわけです。自分の人生や自分の権利を、心の底から全肯定している人は、同時に、他者の人生と権利をも深く肯定し、尊重します。こうした、互いの権利と主張を肯定し、そこから何かを生み出す、という世界が2014年後半から、始まっていくのかもしれません。

さらに、2014年前半には、もうひとつ「交渉」というテーマも強調されています。子供のころは、「ルール」は所与のものとして「守らなければならないよ」と教わります。ですが、大人になると、ある種のルールは「所与のもの」ではなく話し合いのうえ、作られるべきものであるということを学びます。誰かが作った正解を押しいただくのではなく、自分もそのルールを作るプロセスに参加する、そんな「対決」が必要となるかもしれません。

今回の特集では、単に「1年の動き」だけでなく、今、希望している未来のあり方を分けて、それぞれに魅力的なタイミングを示してみました。「これからどうなるか」と考えると未来は不安と危うさに満ちていますが、「これからどうしたいのか」を考えると冒険的な、わくわくした気持ちになれます。私たちが2014年に足を踏み入れる「火の世界」は、まさに「これからどうしたいのか?」という問いに属する世界なのです。

文/石井ゆかり イラストレーション/kaoru(K+)

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